『芋たこなんきん』再放送感想まとめ ハッピーエンドの先にも生活は続く
なんという大人なドラマ…… #芋たこなんきん
— Sekihara (@Sekihara) 2022年4月6日
ついに『芋たこなんきん』が再放送の最終回を迎えました。せっかくなので、自分のツイートから感想をまとめておこうかな、と思いました。このドラマは、家族、仕事、恋愛、老いなど、多岐にわたるテーマを網羅していますが、今回はドラマ全体のテーマになるところを抜き出してみます。
昔の大人は大人だな…… #芋たこなんきん
— Sekihara (@Sekihara) 2022年4月6日
始まった頃から、『芋たこなんきん』の大人さに呆然としている私。
生きているとどうしてもいいことばかり起きてほしくはなるし、昨今「いいこと」を正解と捉えて、「悪いこと」を忌避しすぎる風潮があるように思うのですが、このドラマは「悪いこと」も引き受けていくのが人生であると謳っている。ユーモアがあればペーソスもある、それが人生。 #芋たこなんきん
— Sekihara (@Sekihara) 2022年5月17日
私個人として、このドラマに身が入っていった週は第7週だったかもしれません。第6週が家政婦のヌイさんがやってきて去って行く週。そして第7週は昭一さんと純子さんがフィーチャーされはじめる週ですね。「いいこと」も「悪いこと」も引き受けていく、という姿勢を明確に打ち出していて、引き受けて乗り越えていく姿が大人でかっこいい。
「変わることも変わらないことも恐れない。家族に必要なのはそういう強さ」最後に入ったナレーションの力強さよ……。すごい回だった。 #芋たこなんきん
— Sekihara (@Sekihara) 2022年5月18日
今日の回すごくて、人生のままならなさ、人に関わることで起こる良い変化と悪い変化、悲しい出来事が起こったからといって、人と関わったことすべてを「悪いこと」とジャッジすることもないし、新しい縁で変化することを恐れることもない、という結論に15分で持っていった……#芋たこなんきん
— Sekihara (@Sekihara) 2022年5月18日
これは清志の逆上がりの回ですね。昭一さんが去って行って、純子さんが秘書として残ると決意してくれるところ。羅列するとそれだけだっけ?ってなっちゃうんですけれど。誰かと関わることって面倒と喜びと両方ある。面倒な中から嬉しい変化が起こることもある。新しい出会いがあったからと言ってすべてを変化させることもない。そうした問題に安易な答えがあるわけではない、というような話。ここで「変わることも変わらないことも恐れない」とナレーションが入る。シンプルながらも力強い言葉。この凄み。
人にどう思われるかを必要以上に慮って、空気を読むことが美徳の世界を生きていると、素直な気持ちを表明するのはいけないのか?なんて思ってしまうのですが、このドラマの人たちは言いたいことを言うし、それを周囲がきちんと受け止めるので心地よい。
— Sekihara (@Sekihara) 2022年7月19日
#芋たこなんきん
今の世の中、空気を読んで「世間にとっての正解」な振る舞いをすることを自己と他者に要求するようなところがあるように思うのですが(評価軸が他者に置かれすぎている)、この『芋たこなんきん』の世界は、自分の気持ちや意見をきちんと表明し、周囲の気持ちや意見を受け止めることが成立している(評価軸が自己にある)。こういう関係性って、出来そうで出来ない。自立した大人の世界のドラマ。
登場人物のそれぞれが悩みや気掛かりを持って、でもそれはそれとして家庭や職場が運営されていく当たり前をなぜここまでドラマで自然に再現できるのか……#芋たこなんきん
— Sekihara (@Sekihara) 2022年7月31日
原作の田辺先生の「幸せ」に対する解析度の高さが朝ドラにきちんと落とし込まれている。婚姻、家族、職業などの型は型でしかないし、その器を満たす幸福も不幸も、決まった型があるわけではない。幸福も不幸も、型からはみ出て、零れ落ちて、生活を満たしていく。#芋たこなんきん
— Sekihara (@Sekihara) 2022年7月31日
原作って言い方ちょっとおかしいですけれど。これはドラマのモデルになった田辺聖子先生の思想なんだと思いますね。世間から見た幸福の形は世間からみた幸福でしかなくて、自分の幸せは自分で決めるしかない。選んだ人生が正解になっていく、という考え方。
映画館の奥さんの佐和子さん、女優になった時は「夢を叶えた」と思っただろうし、旦那さんに出会った時は「この人と生きることが私の夢なのだ」と思って駆け落ちしたんだと思う。その瞬間はそれがハッピーエンドだったのは本当なんだけれど、ハッピーエンドの先にも生活は続いていく。#芋たこなんきん
— Sekihara (@Sekihara) 2022年8月1日
このドラマは優しいから佐和子さんの人生は今が正解だと指し示してくれるんだな。女優を続けていてもどうなったかはわからないし。#芋たこなんきん https://t.co/TIpZJ7mlq3
— Sekihara (@Sekihara) 2022年8月3日
由利子や晴子や佐和子さんに感じる、少し悲壮感すら漂う生真面目さについて、また年上の女性たちの強さについて、田辺聖子先生のこの言葉を思い出す。最近流行りの「自分の機嫌を自分で取る」みたいなことを、田辺先生はずっと前に小説やエッセイに書いて来ているんですよね。。#芋たこなんきん https://t.co/wbwKTPigiR
— Sekihara (@Sekihara) 2022年8月3日
あったかもしれない人生(佐和子さんにとっては女優)に思い悩むよりも、今の人生(俊平さんとの生活)を大切にしていくことが大事、というか、今を一生懸命生きれば選んだ人生が正解になっていくという話ではないかな。 #芋たこなんきん
— Sekihara (@Sekihara) 2022年8月3日
町子と信夫が母の幸せを思って同居の覚悟を「勝手に」決める中、母は「勝手に」一人で住む場所を決める。老いた母を一人住まわすのは不幸と「勝手に」決めつけていた子供たちと、自分の幸せは自分で知っているという自立した母。母本人が決めた幸せを生きてもらうのがいいよね。#芋たこなんきん
— Sekihara (@Sekihara) 2022年8月12日
世間に賞賛される答え(親との同居)に沿えば、世間的に正解した気にはなれるけれど、それが母にとっての正解とは限らない。世間の要求する正解を安易に受け入れずに個人個人が幸福を探す勇気が必要で、それはいつでも困難だけれど、真の意味での自由ってそういうことだと描いてくれる。#芋たこなんきん
— Sekihara (@Sekihara) 2022年8月12日
そして、もう一点度々リフレインされるテーマに、「特別な才能を持つ人だけが特別なことを成し遂げるわけではない」という考え方がある。
前にも同様の構造があって、今回も由利子による才能の問いや佐和子さんの夢の断念の描写があったけれど、「特別な職業の人」だけが他者に影響を与えるわけじゃない(=翻って全員の人生が特別なのだ)という度々の示唆は、このドラマが静かに強く訴える大きなテーマなのだと思う。#芋たこなんきん https://t.co/EUygXsicZm
— Sekihara (@Sekihara) 2022年8月5日
作家の言葉だから、技巧があるから心が通じる、というわけではない。それはタエさんと佐和子さんによるエディへの手紙の時も同様だった。#芋たこなんきん https://t.co/X9v8gcatLx
— Sekihara (@Sekihara) 2022年8月21日
散りばめられたシーンの一つ一つが、「すべての人生が特別な人生なのだ」と示唆していて、つまり『芋たこなんきん』は人生讃歌なわけですね。もちろん、ドラマの中で「誰の人生も特別なのよ~!」みたいなことを主人公が叫んで誰かを抱き締めるような野暮はしない。戦争前の人々の和やかな暮らし、戦時中の困難、離別が丁寧に描かれたことで、戦後の日常を生きる人々が、たくましく「特別な一生」を生きていると理解させるし、ひるがって、視聴者一人一人の人生が特別であることを優しく示してくれる。
うまくいったから綺麗に語れるという側面はあるけれど、一生懸命取り組んだことが仮にうまくいかなかったとしても、その選択と努力を、他者が無責任に「でも失敗じゃん」と言っていいわけじゃないと思うんですよね。チャレンジする尊さを他者が笑う必要ある?っていう。#芋たこなんきん
— Sekihara (@Sekihara) 2022年8月26日
当たり前の話だけれど、これやっておけば解決、幸せになれる、みたいなものはなくて、町子と健次郎が毎日模索して、幸せを見つけていく物語だった。「大家族の後妻」が大変なんじゃなくて模索の連続(人生)はいつでも困難だし、 困難をクリアすることに楽しみを見出せる二人だった。#芋たこなんきん
— Sekihara (@Sekihara) 2022年9月16日
かように力強く生きる姿を見せてくれた主人公・町子。これ、普通に演じていると町子が「出来過ぎた」女性になってしまったと思うんですよね。売れっ子の小説家、大家族の後妻、ご近所の人にも秘書にも正しい距離感で接することが出来る思慮深い女性である町子。しかし、これが稀代の名女優・藤山直美がコミカルに演じることで、花岡町子が失敗もあり、怒りで我を忘れもする普通の人間であると成立させていたのではないでしょうか。そして、もう一点、
誰にでもちゃんと一定の距離を保って接する町子なのに、実母には当たりがキツくなる感じ、リアルなんだよなぁ。逆にお母さんには甘えが出るってことで。 #芋たこなんきん
— Sekihara (@Sekihara) 2022年8月10日
実母には雑な応対をしてしまう町子、という描写が度々出てくることで、主人公の人間味を感じましたね。また、いつでも強く困難に立ち向かう町子の最大の危機であった健次郎の入院時、この母が、町子が弱音を吐ける居場所として存在するために同居を続ける決意をする、という展開に愛を感じました。物語の冒頭、町子が結婚の話をした時も「歯が痛い」とか言っていたお母さん。当初は同居を断ってきたお母さん。
年を取っても明日への期待、未来がある!年取った親が子供と住まねばならぬという考えは野暮!すごい!かっこいい!#芋たこなんきん
— Sekihara (@Sekihara) 2022年8月12日
この母があっての花岡町子だった。この物語をあえて「家族の物語」として回収するならば、いつでも自立した生き方を肯定してくれたこの母と娘の物語であったかな、と思います。
『芋たこなんきん』で主人公が母親に「あんた今日、口紅濃いな!」と言われていて、母親ってそういうこと言うよな〜!ってなった。
— Sekihara (@Sekihara) 2022年3月28日
普段しないことをする
何もかも嫌になった皆さん、こんにちは。もう何もかも嫌ですよね。なんなのですかね、この世界。
金曜日、揉めている取引先の人から電話がかかってきて、これが朝ドラだったら金曜日に事件がすべて解決するわけですが、何も解決しなくて、この世は朝ドラより地獄!と思ってくさくさしていた。だめだ、この世界。しかし、同じ世界で同じことやってたら同じことの繰り返しになるな、と思って、昨日土曜日、とりあえず、朝起きて今まで入ったこともなかった駅前の靴屋でスニーカーを買いました。そして、今まであんまり行ったことのなかった、新しく出来た方のドラッグストアに行き、今流行ってると聞いていた日焼け止めを見繕った。それから家に帰って友達が誕生日にくれたマニュキュアを塗りました。
今日も、朝起きて、もう何もしたくない、と思ったのですけれど、ふと、このまま一日中寝転がってスマホを眺めてぼんやり「何もかも嫌」のことを考えていると、「何もかも嫌」の解析度だけが上がって、「何もかも嫌」が継続してしまうだけだな、と思ったんですね。嫌だよ、一日嫌な気持ちでいるの。じゃあ、何するか。全部逆のことするか!と思ったんですね。
とりあえず、ベッドから出て、普段飲むコーヒーを淹れずにルイボスティーでも淹れてみる。最近は朝食に食べるのをさぼっていたヨーグルトを食べる。いつもと違うことを探してやってみる。普段と違うことをすると脳の刺激があってなんたら、みたいな話もあるみたいですが、詳しいことはインターネットで検索していただけたら、と思います。とにかく何もしない休日の逆をやろうと思った。
自分が最近していなかったことをすることで、日々の軌道をずらす感じ。
そんなことで何が変わるかはわからない。でも同じことの繰り返しから抜け出すことは出来るかもしれません。そう思って、ずっと放置していたブログもこうやって書いていたわけですね。
以下、おすすめの「普段しないこと」になります。
- いつもしない運動をする(ラジオ体操など)
- 毎日飲んでいる飲み物でないものを飲む
- 作ったことのない料理を作る
- 自分が得意でないジャンルの流行っているものを一つ買ってみる(化粧品、服、家電etc.)
- 知らない街で知らない店に入ってみる
- 積みっぱなしの本を1冊取り出して読み切る
- 家族や友達に理由のないプレゼントを贈る
- 放置していたブログを更新してみる
「普段しないこと」って人によって違うと思います。とにかく「何もかも嫌」な世界から少し離れるためのきっかけを掴んで、日常の軌道を少しずつずらすことが出来たら。必ずしも良いところに到着するとは限りませんが、いつもと違う気分には到着できるかもしれません。
毎日寒いし、疲れているなら寝たほうがいい
8月の末くらいから自律神経がおかしくなってしまいました。ストレスかな、まぁ、でも大変な世の中とはいえ、一人暮らしで自分の面倒だけみていればよいのだし根を上げてはいけない、とだましだましやっていたんですが(この考え方がよくなかった)、12月あたりで完全に「自分、疲れているな」となり、もう本腰入れてどうにかしないとならない、となりました。原因はコロナ禍によるストレス、もともとオーバーワーク、加齢で状況に身体がついていかない、の複合かな、と思っています。
自分ではどうしようもない状況(コロナ禍)と、長年の習慣の結果なので、すぐには元気にならないんでしょうが、出来ることからやっていくしかないなぁと思い、やってみたことをメモしてみます。
12月までにやったこと
- 漢方を飲む
- サプリメントを飲む(鉄とビタミンB群)
- 歩く量を増やす(ピグミンブルーム)
- 仕事量の調整の相談
1.2. 漢方はもともとストレスがある際に「半夏厚朴湯」を飲む習慣があったのですが、この秋は結構頼っていました。飲むと気分が落ち着きます。また良い睡眠にはナイアシンが必要と本で読んで、ナイアシンを含むビタミンB群のサプリメントを追加しました。
3. 運動不足も気になっていたので、ピグミンブルームをインストールしてやりはじめました。運動の足しにはなったけれど、寒くなってきたら長時間歩くのは難しいな、となってしまった。歩くのは好きなんですけれどね。
4. 仕事量が多いことを相談するタイミングがあったので、周囲に協力をお願いしました。相談できる環境で良かったのですが、オーバーワークであると気づくのが遅かったので悪化してしまったんだろうな、と思います。
結果としてはこれだけでは改善しなかった。何が足りなかったのかというと、休むことが足りなかったのだと思います。
1月にやったこと(睡眠関連)
- 連休にしっかり休む
- 今までより寝る量を少し増やす
- カフェインの摂取量を決める(減らす)
1. 実家で数日間9時間睡眠をしたら「休んだ!」という感じで頭がすっきりしました。実家というか、環境を変えて休んだことが、かなりよかったように思います。普段の生活から離れることで、自分は意外と思い詰めて過ごしているのかもしれない、とわかりました。たまには近隣のホテルなどに泊まってぼんやりしてもいいかもしれないと思った。
しっかり長時間休むのは人によっては難しいよ、という意見もあるかと存じます。わかります。ただ、今回しっかり休もう、と思ったのは、「どんなに忙しい人でも一日中忙しいわけじゃない、5分や10分空いている時間があるでしょう、そこで休んだらいい」という医師のアドバイスを読んだことがきっかけだったのですよね。私はたまたま長時間睡眠を取れるタイミングがあったのですが、それはあくまできっかけで、そもそも「しっかり休もう!」と思うことが大事なのではないか、と思いました。必要なのは、自分なりに、生活に休養を取り込むこと。
2. その後、なんの本を読んでも、「睡眠をとれ」だけは絶対に書いてあるので、とりあえず寝たほうがいいんだな、となりました。最初はとにかく眠くなったら寝よう、髪の毛は明日洗えばいいや(どうせ自宅勤務だし)みたいな感じで、とりあえず寝ちゃう、という生活をはじめました。無理のない範囲で睡眠時間を少しずつ伸ばす。今日は昨日よりは早く寝てみよう、15分、30分長く寝よう、24時までに寝よう、というように睡眠時間を延ばしたら、少しずつ元気になったように思います。
3. そもそも寝つきが悪い、という問題があったのですが、カフェイン摂取量を減らしたらわりと良いです。朝にコーヒー一杯、午後のはじまりに紅茶一杯を限度にして、あとはノンカフェインの飲み物で代用しています。よく寝るとカフェインへの渇望が減る、という気づきもあった。
1月にやったこと(食事関連)
- たんぱく質を毎日200g摂取する
- 糖質を取り過ぎない
- 腸内環境を整える
食事についてはもともとやっていたこととほぼ変わらずですが、
1.2. たんぱく質を毎日200g以上摂るのと糖質を減らす、というのは、薬に頼らず鬱対策となると結構出てくる話題。幸福を感じる脳内物質のセロトニンを作るのにトリプトファンという成分を摂取したほうがいい、トリプトファンが含まれるたんぱく質や鉄分を卵や肉や魚で摂ったほうがいい、糖質が多いと血糖値が上昇しやすくなってビタミンミネラルが不足してしまう、という話。(超意訳) そうなんだなぁと思うしかない。
糖質が多い加工食品のほうがお手頃価格で楽に手に入れやすく、たんぱく質を毎日自炊するのは面倒臭いわけですが、糖が多いと鬱っぽくなるのは体感でもわかるので、なるべく卵肉魚をメインに夕食を作っています。鉄はサプリで補助。
3. そんな何もかも出来ないよ!と思うので、朝食はヨーグルト、カイロを貼って腸を冷やさない、くらいです。食物繊維が足りない気がする時は、レタスでスープ作ったり、バナナ食べたりします。
1か月経ってみて
- 不安感の減少
- 頭がすっきりする
- 体調が少し良くなった
ざっくりとこんな感じの効果がありました。なんとなく不安を覚える時間が減り、漢方に頼らなくても問題がなくなりました。頭がすっきりして多少仕事がはかどったような気がします。あと、夏から秋は趣味に対して心の動きが鈍くなっていたのですが、ドラマなども楽しく観られるようになってきました。漠然とした体調不調を感じる日も減ってきて、全体的に上向いているような……。基本的には睡眠不足を解消しただけで随分良くなったんじゃないかな。
自分としても、休まないと身体が持たないんだな、と思ったタイミングだったのですが、周囲の人もわりと体調を崩していて、もうみんな休んだ方がいいよ!と思った1月でした。
2021年秋 寒くなるまでにやっておきたいこと
皆さま、お疲れ様です。8月、終わりますね。
さて、秋になるわけですが、どこに出かけられるわけでもないですし、どうやって暮らしていこうか、となります。自分としては、冬になったら寒くて何もしたくなくなるだろうな、ということだけは確定しています。これは、毎年そうです。11月くらいから仕事が忙しくなりますし、例年ですと忘年会に新年会が続きます。今年も飲み会はなさそうですが、逆に言えば、気晴らしもせずに一人で暮らしていかないといけない。そういう状況です。
自分のことをあまり信用していないので、なるべく楽に寒い季節を迎えられるようにしたいと考えています。そのために、自分の中で、やっておいたほうがいいことを書き出しておこうと思います。天気が良い9月、10月の間に出来たらいいな、くらいのことです。
●洗濯関連
- カーテンを洗う
- クッションカバーを洗う
- 洗濯槽クリーナーを使う
- 必要な布製品の買い替え
洗濯は好きなので、これは日常の中でクリアできそうです。
●掃除関連
- 窓ガラスを磨く
- サッシの掃除
- ベランダの掃除
- ライトカバーの掃除
- 扇風機を仕舞う
- レンジフードの掃除
- 掃除が終わった後、スポンジを新しいものに取り替える
これは寒くて疲れている時期に、大掃除をしないためにコツコツ片づけておきたい事柄ですね。レンジフードの掃除については、100円ショップでレンジフードカバーを買うことで簡略化。
●キッチン関連
- 食器・ふきんの漂白
- 電子レンジ・冷蔵庫の中を拭く
- 食器棚・カラトリーの整理
- 調味料の賞味期限チェック
これも生活の中で終わらせることが出来そうな事柄。何もやりたくない週末に、一個でもやってみて、「でも電子レンジは拭いたしな」みたいな感じで心の安定をはかるにもよさそうです。
●食品関連
- 開けていなかったお茶を開ける
- 最近飲んでいなかったお茶を飲み切る
- 賞味期限が近い食材を使い切る
- 秋に食べたいものを考え、買ってくる
いただきもので開ける機会のないお茶や、開けて賞味期限が怪しいのに飲み切ってないお茶を、どんどん飲み切る。ストック品や冷凍食品の賞味期限を確認して、食べて、買い足す。このあたりは代わり映えのない生活に、強制的に変化をもたらす効果があるように思います。お茶を飲み切る、食材を食べ切る、そんなことでも、なんかやりきったような気分になりますし。秋にしか食べられないものを探して食べるのも楽しそうです。
●化粧品関連
- 化粧筆の類を洗う
- 使わなくなった化粧品の処分
- 足りないものを買い足す
- Youtubeで最近の化粧事情を確認してみる
化粧筆やアイシャドウチップも定期的に洗っているのですが、冬場にやる気がなくなることを想定して、必ず洗っておきたい。天気が良い時にやりたい事柄ですね。また、化粧品にも使用期限があるので、古くなった使わないものは、どこかで思い切って処分したい。逆に、足りなくなったら困るものをリストアップして買い足しておきたい。眉毛が消えないようになる液、とか。また、人に会わない生活をしていると、化粧の仕方もどんどん古びていっている自覚があるので、YouTubeなどで何か新しい技術を取り入れたいものです。
●衣類関連
- 衣替え
- 着なかった服の整理
- 足りない服を買い足す
生活の仕方が変化したので、新しい衣類がそんなに必要でない。と思っていたものの、1年半過ぎてきて、やはりそれなりにボロボロになってきているな、という感じです。とはいっても、近隣で買いに行きやすいのは、無人レジがある無印良品とユニクロのみです。その中で、どうにか、今の生活に即したワードローブを考えていきたい。去年の冬はだいたいユニクロのカシミアを毎日着て過ぎていったのですが、今年はどうして過ごそうか、と模索しています。
●書籍関連
結局買っても読んでいない本は多いので、読みたい。少しでも。そして、持てる書籍の量は決まっているので、整理しないとならない。あとは、携帯電話の会社のサービスで読み放題機能、Amazonの読み放題機能をようやく最近利用しはじめたので、もう少し活用してみようと思っています。
とまぁ、書き出してみるとたいした工夫は一つもありません。でも、何気ないことの連続が生活であり、生活を疎かにすると、元気に暮らすのがなかなか難しい。なので、無理のない範囲で、一つ一つ、取り組んでみようかな、と、そういう風に思っています。
9月を少しでも安心して迎えるための準備 買い物メモ
お疲れ様です。皆さんいかがお過ごしでしょうか。
私は東京近郊で一人暮らし、毎日自宅で働いています。買い物は近隣の少し大きいスーパーマーケットで基本的には週に1回。ドラッグストアが併設しているので、日用品もそこで買います。どうしても足りないものがある時は空いている近場のまいばすけっとで買い足す時もあります。飲料水だけ通信販売でまとめ買いです。だいたいそんな生活をしています。
現在の日本、なかなかシビアな状況です。どのニュースを見ても、9月以降、急速に安心安全な生活になるというのは考えづらい。
あくまで仮定の話ですが、このまま状況がもっと悪化して、更に買い物に行きづらい状況になることもあるかもしれません。最寄りの店で店員さんの集団感染が起こったり、流通が不安定になって品切れになる商品が出たり、通販の選択肢が狭まることもあるかもしれない。何よりまず自分が感染して外に出られない可能性もあります。(私は2回ワクチンを打っていますが、それが意味をなさないような、もっとすごい変異株が出てくるかもしれない)
そこで、9月以降の自分を守るために準備をしておこうと思いました。必要以上のまとめ買いを推奨しているのではありません。ただ、自分も世界も今が一番マシな状況であるかもしれない、と思ってストックを補充しておきたい。そう考えた人間のメモです。(あくまで一人暮らしで生活している人間の考えたことです。諸々ご了承ください)
◆ドラッグストアで買うもの
(1)解熱剤
すでに品切れになってきている。自分のストックを確認して、必要最低限の量を。冷えピタなども必要に応じて。
(2)そのほか常備薬
漢方薬、命の母ホワイト、ハイチオールC、サプリメントの類。秋の花粉症に備えて、鼻炎薬などもチェックしておく。
(3)マスク・ウェットティッシュ
現在はしっかり流通しているので、冬を迎えられる程度の数は確保しておく。
(4)生理用品の類
がさばるが必要なもの。体調が悪い時に買いに行くのは避けたい。
(5)シャンプー・洗剤・トイレットペーパー・ティッシュ等日用品
ストックを確認して、数を揃えておく。洗剤だけでなく、スポンジを忘れないように。(スポンジがボロボロになるとテンション下がりがち……)
(6)化粧品
アイブロウ関連、アイライナーは少し多めに用意。切れてしまうと精神のダメージが大きい。基礎化粧品は身近で買える代替ラインを決めておくと気持ちが楽かも。ヘアケア関連も減っていないか確認する。
(7)入浴剤
気晴らしになるので、あると嬉しい。
◆食料品
(1)お茶・コーヒー等
個人的にはストレスが溜まるとお茶やコーヒーを飲みすぎ、そうすると寝つきが悪くなるため、悪循環になる。カフェインレスのものも揃える予定。お湯でそそぐ甘酒などもあるといいかも。
(2)経口補水液・ポカリスエット・ゼリー系
ネットでまとめ買いすると楽だが、多く買いすぎると賞味期限が切れがち。確認して、買い足しておく。
(3)おかゆ・パックのごはん
これもいつの間にか賞味期限が切れがち。あらためて確認。
(4)レトルト食材
これも賞味期限が意外と……。私はあまり食べないので、カップラーメンもいつの間にか賞味期限が切れがちだと思います。日持ちをするけれどそんなに食べない食材はこの機会に食べて入れ替えを行いたい。
(4)冷凍食品
いざという時に助けてくれる。うどん、チャーハン、パスタなど。
(5)調味料
夕飯作る時になって足りないことに気づいて、まいばすけっとに買いにいきがち。切れそうなものをチェックしておく。
生鮮食品はどうしても一定の期間で買いに行かないとならないので、そうなると、ストック系のものは余裕がある時に揃えておきたい、という基準で書き出してみました。生鮮食品も可能な範囲で冷凍で対応しようかな、と思っています。
◆その他
(1)各種タオル
タオルがボロボロになってくると、生活のテンションが下がるように思います。このタイミングで、買い替えを検討しようかな。
(2)シーツ等寝具関連
これも傷んだものを使い続けると気持ちが下がります。夏前にタオル地のシーツと枕カバーを2つずつ買い直しました。本当は布団カバーなども買い足したいところです。
(3)衣類
入院出来る状況でないのにへんな仮定ですが、急な入院をするとしたら、と思って、無印良品でTシャツや靴下などを買い足しました。洗濯できないような体調になった時のため、1週間分くらいの(寝間着代わりにもなる)衣類や下着を揃えておこうかと思っています。
※近隣で衣類が買える店、更に無人レジなのは無印良品とユニクロだけなので、基本の選択肢はその2つだけです。
(4)カセットコンロ ※まだ買っていない
(5)ポケットラジオ ※まだ買っていない
(6)ポータブル電源 ※まだ買っていない
このへんは今検討中です。
ざっと考えたのはこのあたりです。9月の自分のために、準備していこうかな、と思います。
藤谷千明著『オタク女子が、4人で暮らしてみたら。』
【うれしい】
— 藤谷@9/17オタク女子ルームシェア本発売 (@fjtn_c) 2020年9月17日
本日発売!オタクの女4人によるルームシェアエッセイ『オタク女子が、4人で暮らしてみたら。』(幻冬舎)、阿佐ヶ谷姉妹さんに帯コメントをいただきました~! とてもうれしいです〜♪#オタク女子4人暮らしhttps://t.co/knm6Xhv9M1 pic.twitter.com/Gy7WD3wWjA
地元を離れ、同じく東京で似たような暮らしをしている幼馴染と「このまま独身だったら孤独死だな!」という話を(親の健康状態の話の次くらいに)するようになってきました。
「もっと年取ってお互いこんなような生活をしていたら、近所に住むのはアリじゃない?」
おのおのの人生を放っておきつつも生存確認し合える距離に住むのはいいかもしれないね、なんて話をよくしている。職場のことや趣味に傾倒することを考えると東京に住むのが今のところ都合がよいが、東京は一人暮らすには家賃は高く、仕事が安定し続けるとは限らない。今後どうやって暮らしていくか、という問題は、リアルにすぐそばにやってきている。
そういった中で拝読したのが、こちら藤谷千明(@fjtn_c)さんの『オタク女子が、4人で暮らしてみたら。』なんですけれども。非常に楽しく読みました。
従来の共同生活を巡る物語は、就職や結婚を迎える前の、モラトリアムを許されたいつか終わる時間、短いからこそ濃密で楽しい青春特有のきらめきとして描かれることが多かったように思います。(私が不勉強という話かもしれないですけれど。イレギュラーな家族の同居生活の小説はたくさんあるのに、若者ではない他人の同居生活の話は多くはない印象です。)
しかし、本書は37歳独身女性の夜泣きからはじまる。一人で暮らすのは不安、誰か一緒に住もうよ!とはじまる。
著者と同居人の方の行動力により、メンバー、物件、生活様式がビシビシ決まっていく様は楽しい。まとめた記録を読んでいるとはいえ、展開がスムーズ。これには著者を含めたメンバーの皆さんの社会性の高さも感じるんですよね。行動力のあるほうのオタクだから、というより、みんな、ある程度ちゃんとした大人で、節度があり、「仕事」のようにシェアハウス運営を実行していく意思があるのではないでしょうか。勢いとラッキーだけで成り立たないのが、「生活」といいますか。人生の経験値があってこその話の転がり方を感じました。ノリの良さに目を奪われがちですが、参考にすべきはこうした堅実さを読み取れる部分だと思いましたね。
また、同居者の方々が、コミットすべき時にコミットし、必要ない時は干渉しない、ということが出来る点についても「モラトリアム」以後、という感じがしました。夜中に一人で暮らすことに向いていない、と思い悩むところからはじまるわけで、実際何も悩みがない、ということではないんでしょうが、泣き暮らすのではなく解決に向かっていこうという力強さがある。(すぐスマホで検索して解決方法を模索)
若く、自分自身が何者かわからないうちは、自信がないゆえに周りが気になってしまい、へんに競争したり、干渉してしまったりする。実際多感な時期は家族とだって折り合いがわるくなりますしね。些細なことに心が揺れて、不用意にぶつかってしまうような時期を通り抜けた人たちの生活なのではないか。だから、こちらも読み物として楽しく穏やかに読めたように思います。一方、同居の当事者になるとしたら、結構問われるな、自分、みたいな気持ちにもなりましたね。
思うに、我々は生活は共有しているが、人生は共有していないことが良いほうに働いている気がする。家族愛や恋愛感情などの関係性による、クソデカ感情が挟まらないので、そこに気楽さや快適さを感じているのだろう。要するに「家族だからこうしなきゃ!」といった、思い込みの重力からは解放されているように感じている。もちろん、そういった重力のないご家庭や関係も多数あるのだろうが、私はわりと関係性に思い込みを重ねてしまう面倒なタイプなので。(P146)
また、今後怪我や病気をしたらこの生活を続けられないかも、お互い同程度に元気だから持ちつ持たれつやっている、という記述からも、こうした共同生活も、個人の資質が結構問われるなぁと気づかされました。SNSで知り合って10年くらい繋がっているっていうのが、メンバー選定時の信頼度っていうのは、笑ってしまいました。その信頼感、わかるので。
今後の展開として気になる点としては、時間を経ても、他者に干渉しない精神を保てるのか、ほどほどに距離を置いて暮らしていけるのか、ということ。時には同居以外の人間関係で精神が荒れることもあるかもしれない。また、同居が長くなった時にも「他人」でいられるのか。(「他人」でない何か、になっていくのも楽しいのかもしれない) もう少し年月を経て慣れてきた頃のもう一回レポートしていただきたいな、と思いました。
こういった点を考えさせられるのも、文化祭的な一瞬の祭りの読み物(それはそれでいい)ではなく、生活の記録として参考になった点でした。
新しい同居システムの話であるようで、結構個人の資質に関わってくるなぁ、という感想が浮かぶと同時に、今後個人の負担を軽減するような生活が出来るシステムが模索していけたらいいんじゃないか、と主語の大きいことまで思い至りましたね。
そこまで現実的に考えすぎなくても、オタクライフあるある本としても面白く、参考になる部分がたくさんありました。充実した生活の一端を紹介してもらったようで、楽しい一冊です。
自宅勤務日記 4月8日~4月30日まで
※非常にわかりやすかったので、参考として。
コロナをめぐる現在までの動きを年表にまとめてみた(国内新規感染者数の推移と一緒に)。あのときどんな状況だったかすぐ分かるように…。 pic.twitter.com/ofsIZ8oOix
— yamakai (@yamakai74) 2020年5月5日
■2020年4月8日
一応5/7から通常出社、ということになってはいたが、間に時々出社するかも、くらいの話だった。(結局なるべく出社は控えて、という方向に)
ついにテレビもリモート出演に。
— Sekihara (@Sekihara) 2020年4月8日
5/7まで出勤しないで働くとか気が狂うのでは…?(我に帰る)
— Sekihara (@Sekihara) 2020年4月8日
■2020年4月9日
会社に行かないと決まって、毎日拭けるものを拭き、洗えるものを洗っていた。花粉症で控えていた寝具のカバーの洗濯、化粧品のスポンジや筆も洗った。花粉症でマスクをしていたことで感染の予防になった一方、換気の習慣が行き届かなかったのではないか、と考えたりした。
いろいろな調整を社内に人にチャット的なものでしつつ、外の人にずっと謝っている…。「申し訳ございません」の含有量多めでお送りしております……
— Sekihara (@Sekihara) 2020年4月9日
家にいると運動しないのにすごい量食べてしまいますね、そして常に異常に眠い。
— Sekihara (@Sekihara) 2020年4月9日
■2020年4月10日
8時間くらい寝てしまいました。勤務形態の変化で疲れているのかもね。意外とやること多い。
— Sekihara (@Sekihara) 2020年4月10日
YouTubeさんが流してくれるMVの撮影地が新宿とか再開発開始前の渋谷とか横浜とか江ノ島だと「郷愁!」となりますね。
— Sekihara (@Sekihara) 2020年4月10日
■2020年4月11日
土曜日だったため、少し遠くまで歩いて、街の様子を見てきた。スーパーのチラシは中止になり、レジにはビニールのカバーが下がり、レジ員さんは手袋を装着するようになっていた。このあたりからどうやって買い物をしていくか、何を買うかを考える込むようになってきていた。(答えはまだ出ない。)
散歩の途中でトイレットペーパーを発見。4つで326円でしたが購入……
— Sekihara (@Sekihara) 2020年4月11日
お一人様のみ入店を承っております、というお飲食店もあって、いろいろ工夫しているなぁと思いました。
— Sekihara (@Sekihara) 2020年4月11日
期限がある食材があるのにどうしても食べたくて買ってしまったパッタイです。 pic.twitter.com/69AlMdTypT
— Sekihara (@Sekihara) 2020年4月11日
何をしてるわけでもないんですが、気が張っていて、夕方にどっと疲れちゃうんですよね。そういうもんだと思ってやっていかないとね。
— Sekihara (@Sekihara) 2020年4月11日
突然ですが、自宅勤務のお供を発表します。まず、飲み物部門。伊藤園の「毎日1杯の青汁」。ホットで飲んでます。午前中飲み物はこれ。そのへんのスーパーで購入。 pic.twitter.com/QDLnCnTm2I
— Sekihara (@Sekihara) 2020年4月11日
この日、安倍首相による「うちで踊ろう」動画コラボの配信があり、ひと騒ぎ。
■2020年4月12日
これまでの価値観で提示されたメッセージについて、インターネットの炎上が続く。
民意のフェーズが明確に変わったと思うんだけれど、変わったと思う人と、そう思わない人と、分断が結構ある。(遠回しな言い方しか選べない人)
— Sekihara (@Sekihara) 2020年4月12日
■2020年4月14日
デストピアの朝食です。 pic.twitter.com/3zzuh15PZG
— Sekihara (@Sekihara) 2020年4月13日
— Sekihara (@Sekihara) 2020年4月14日
■2020年4月15日
用事が出来て、ちょっと出勤。電車に乗ると、以前よりも乗客がパーソナルスペースに気を遣うようになっているのがわかった。同じタイミングで出社していた会社の人々と、別れの挨拶をする。次に会えるのか、うまくイメージできない。
ハッ……!(久しぶりに出社だけれど帰りに通りがかりの成城石井に合法的に必ず立ち寄り何か美味しいものを絶対に買って帰ろう…!)
— Sekihara (@Sekihara) 2020年4月15日
会社の女の子に「約束、絶対忘れないでくださいね!必ず飲みに行きましょうね!」と何度も言われて、出征前夜っぽさ……となって帰ってきました。
— Sekihara (@Sekihara) 2020年4月15日
せっかく外出たのだからあれもこれも買ってこればよかった…となりがちだけれど、今日は遠出(出勤)もしたし、都会で除菌ウェットティッシュも買えたから(キオスクにあった)、よしとしないとね…
— Sekihara (@Sekihara) 2020年4月15日
自分の消費が無茶苦茶になっているのだけはわかる。少しずつ整理していきたい。
— Sekihara (@Sekihara) 2020年4月15日
どうしてもA◯azonで買い物をすることに抵抗があり、なるべく最小限にしたい、と思い続けているのですが、考えに考えた結果、こうなってくると、配達してもらった方が買いやすいものも出てきますね……(拘泥たる…)
— Sekihara (@Sekihara) 2020年4月15日
■2020年4月16日
通常より業務に手間がかかり、でも締め切りはそこまでに変わらない、だけれど集中力は足りない。ぼんやりしつつも常に焦っている、みたいな「これは何?思春期?」という状態で働いている。
— Sekihara (@Sekihara) 2020年4月16日
— Sekihara (@Sekihara) 2020年4月16日
鳥のもも肉の使い方に迷い、小さくぶつ切りにして、串に刺して焼き、「これが旧世界でヤキトリと呼ばれた食べ物か〜」と思いながら食べました。
— Sekihara (@Sekihara) 2020年4月16日
■2020年4月17日
4月3日に収入が減少した世帯への30万円の給付と発表があったが、一転一律10万円に変更、という報道が出る。この間、2週間。そもそも、3月19日あたりで、現金給付は行わない、という話があったんだけれど…。二転三転。
もう一括で振り込まれないと一揆が起こるのでは。打ち壊しとか。
— Sekihara (@Sekihara) 2020年4月17日
■2020年4月18日
豊かさとは選択肢であると痛感させられる。そもそも別に今までだって同じメーカーの同じものをどうしても買いたいわけじゃなかったんだけれど、これまで当たり前に流通していたものがひっそりと一つずつ減っていくのを見つけるのは、状況の明確な変化が少し心にのしかかる感じで……
— Sekihara (@Sekihara) 2020年4月17日
この一週間、世界が静かすぎて、音楽も流さず過ごしてしまった。
— Sekihara (@Sekihara) 2020年4月18日
この日話題になった匿名ダイアリー。以前から気にしていたトピックスだったので、一日この話題を追っていた。ここ数年、景気が良かったこともあってか消費における趣味の割合が大きくなっていたと思う。世間一般のオタク的な消費への肯定が高まり、ファン対象、いわゆる「推し」に費やすことが正当化されるようになった。その結果、生活を圧迫するレベルでの消費(つまり浪費)に至るケースも散見され、しかもそれが義侠心であるかのように(?)賞賛されるところがあった。コンテンツの提供者(企業)からしてみたら、こうしたヘビーユーザー程良いお客様はなかったと思いますが、消費の在り方としてはあんまり健全ではないかな、と思っていた。そして、これからはこうしたヘビーユーザーの割合が減っていくでしょうから、提供者側の戦略にも変化が求められるだろうな、ということを考えていた一日。
「結婚や恋愛をしなくても自分の人生を楽しめば良い」という昨今の流れと「趣味に命を懸ける」ことの相性は確かに良かったんだけれど、趣味の場を別の戦場として捉え、消費の競争に身を投じたら、せっかく前の戦場から脱出したのに苦しくなってしまう。何事も自分を追い詰めない程度にした方いいよね。
— Sekihara (@Sekihara) 2020年4月18日
■2020年4月19日
緊急事態宣言発令までの日記を公開、更に自宅勤務の日々をまとめはじめる。
仕事用の机をセッティングする、勤務開始前に換気、朝食は青汁とトレイルミックス、昼食はパンなど軽めのもの、昼休みはなるべく散歩(週に何度かの買い物含む)、帰ってきて換気、午後紅茶かハーブティー煎れる、少しおやつを食べる、19時くらいまでに仕事用の机を撤去、換気。(在宅勤務ルーティン)
— Sekihara (@Sekihara) 2020年4月19日
— Sekihara (@Sekihara) 2020年4月19日
年配のご夫婦がスーパーの袋を両手に下げながら「あれ買えてよかったね」「これで何日か買い物こなくて済むね」と話していて、そうだよなぁと。ご年配だと通販などを利用する習慣のない方もいるし、店を営業するのも心配だけれど開いてる店に一極集中もよくない気がして…(全然答えでない問題)
— Sekihara (@Sekihara) 2020年4月19日
散歩してて、人出はそりゃまぁ多少ありましたけれど、行楽っぽさはなく、皆買い物などのためにしずしず歩いていて、先週までとはまた違う感じでした。静かだなぁ!と思った。
— Sekihara (@Sekihara) 2020年4月19日
今読み返すと、自分が具合悪い気がする、と思いながら出かけていたり、もちろん毎日出勤していたし、今の基準で考えると滅茶苦茶なんですよ。でも、その頃はどのくらいに何がどう感染するのかということが全然イメージできていなかった。毎日ルールが更新されていった。
— Sekihara (@Sekihara) 2020年4月19日
■2020年4月20日
ついにミネラルウォーターをAmazonで買うようになった。通販に慣れないので過剰に感激してしまう…。
配送の若いお兄さんがやってきてくれて、「重いもの、すいません、運ぶのやりましょうか…?」と言ったものの、もちろん「大丈夫大丈夫〜」とスイスイ運んでくれたのだった。「雨の中重いもの、本当にありがとう」と判子を押しました。近くで喋ってごめんよ……。(本当に一瞬で帰っていった)
— Sekihara (@Sekihara) 2020年4月20日
■2020年4月21日
3月から4月上旬の変化が大きかったので、「出来なくなること」が加速度的に増えていくのではないか、という危惧があった。もう少し制限が増えて、ロックアウトのような状態にいずれなる、と想定していた。実際は今のところ、締め付けは加速「は」していない。しかし、「出来ること」も増えているわけではない。店は休み、もしくは、閉まっていってはいるので、どんどん閉塞していっている。他者の行動への監視的な視線も強まっている。
週末から来週にかけてまた自宅勤務3週間くらいで考えたこと、考えの変化をブログに残しておけたらいいなぁと思っている。先週OKだったことが今週NGになり、昨日開いていた店が今日はもう閉まっていること。買い物の変化。自宅勤務という呼びかけから、民意のフェーズが変化したこと、なんかを。
— Sekihara (@Sekihara) 2020年4月20日
私ここのところずっと『窓ぎわのトットちゃん』の、キャラメルの自動販売機からキャラメルが出なくなる場面を思い浮かべてしまうんですよね。
— Sekihara (@Sekihara) 2020年4月20日
— Sekihara (@Sekihara) 2020年4月21日
この生活がはじまってみて、先の予定が何もないのが案外辛いとわかったので、自分小さい目標を少しずつ考えている。今日は野良猫を見つけることができてよかった。
— Sekihara (@Sekihara) 2020年4月21日
先の予定は一つもないのが、地味に辛い日々。
■2020年4月22日
少しの体調不良に過剰に気を遣う日々。
ここ最近、乾燥して咳が……(果たして乾燥が原因か?!)となっていたのですが、昨日朝起きた途端に「そうか!」と思って、エアコンのフィルターを掃除したら概ね解決したことをご報告いたします。咳、ぴたっと止まったね。早く掃除すりゃ良かったよ。
— Sekihara (@Sekihara) 2020年4月22日
このまま休校が延長すれば小中学校の夏休みゼロも、と可能性を示す自治体も出てくる。
少しずつ選択肢が狭まっていく。
— Sekihara (@Sekihara) 2020年4月22日
毎日家で一人で仕事して、昼に散歩して、夜に名前のない料理を作って食べてただ寝る生活ですけれど、この暴力的で理不尽な流れに、抗っていかないと、と思っている。こんな中でも花の写真を撮り、猫を見つける、そういうのも、「抗う」ことだと思っているのですが……(言葉にすると野暮だと知りつつ)
— Sekihara (@Sekihara) 2020年4月22日
■2020年4月23日
「あと一か月して必要になりそう」且つ「あと一か月して店が閉まっていたりして手に入らないかも…」と思いついて、尚且つ、「今のタイミングで身近で買える!」という時はとりあえず買っておこ…という感じなんだけれど、なかなか先の暮らしをイメージするのは難しい。
— Sekihara (@Sekihara) 2020年4月23日
この日、岡村隆史のオールナイトニッポンでの発言が話題(炎上)となった。
■2020年4月24日
このバランス感覚があるかどうかを問われる3週間だったよなぁ。でもこの人を見ていると、この感覚ってもっと前から求められていたものだったんだな、と思いました。
— Sekihara (@Sekihara) 2020年4月23日
「明治屋に初めて二人行きし日の苺のジャムの一瓶終わる」という短歌を思い出しました。この生活に入るにあたり買った青汁が一箱終わりそうになってきていて。(時間の経過しか共通点はない)
— Sekihara (@Sekihara) 2020年4月24日
■2020年4月25日
何をしているわけでもないわけですが、とにかく疲れてしまう。判断力が鈍っている自覚もある。買い込んでもうまく食材を使い切れない。そもそも食欲がわきづらい。
平日の仕事、集中力の使い方が違うようで、休みになると長めに寝てしまう。
— Sekihara (@Sekihara) 2020年4月25日
今日は何もしたくないな!と思ってぼーっとしています。唯一やったのは、(すでに除菌シートで拭いておいた)出勤用のバッグをクローゼットに仕舞ったこと。急な出勤もあるかもしれないけれど…
— Sekihara (@Sekihara) 2020年4月25日
— Sekihara (@Sekihara) 2020年4月25日
■2020年4月26日
他者の行動を咎める人が増加し、「自粛警察」というフレーズが多用されるようになってきた。増え続ける感染者数、不透明な検査体制、明確な指針のない政府。そんな中で迎えるGWに、移動や行楽をする人が増えて感染が拡大してしまうのではないか、という危惧が大きくなっていた。自宅勤務をしていると、世間が近所のスーパーと、テレビのニュース、友人との電話、そしてインターネットの自分で選択した情報くらいしか、状況を判断する材料がないのだけれど、その限られた範囲の中でも、フラストレーションの高まりを感じる。
そのうち散歩も怒られるようになるんだろうな。
— Sekihara (@Sekihara) 2020年4月26日
スーパーに行くと、そんなに買ってないつもりもギョッとする金額になりますね。私、美味しいものを所有しているかどうかが精神の安定の一つの指標になっているもので、特に、美味しく保存のきくものは買わずにいられない。
— Sekihara (@Sekihara) 2020年4月26日
■2020年4月28日
新しい娯楽として、オンライントークショーや、インスタやYoutubeのライブが増えてきた。追いかけようとするとなかなか忙しい。
オンライントークショーを昨日リアルタイムで見ていて面白かったんですが、画面越しだとお互い喋るタイミングが被ったりとか質問の間とかがうまくいかなかったりするので、こらオンラインで取材する人は大変だろうな、と思ったりしました。
— Sekihara (@Sekihara) 2020年4月27日
Web会議、2歳児さんの参加で毎回めちゃくちゃ和んでいる。時々こっちの声に相槌打ってくれたりすると気持ちがアガる。
— Sekihara (@Sekihara) 2020年4月28日
■2020年4月30日
緊急事態宣言は5月31日までの延長戦へ。しかし、果たして。
自宅勤務も4週間目になるとデストピア朝ごはんも辛くなってきた。たとえば、コンビニの梅のおにぎりが食べたい…(とはいえ、それだけ買いに行くのは気が引ける…)
— Sekihara (@Sekihara) 2020年4月30日
もう4月も終わりなんだなって。 pic.twitter.com/MKnuMfByE9
— Sekihara (@Sekihara) 2020年4月30日
緊急事態宣言延長へ。(メモ) pic.twitter.com/bPtzU4GPsP
— Sekihara (@Sekihara) 2020年4月30日
■4月によく聞いた曲
江の島のことを思い出す。
デストピアで生きる気持ち。